高齢者外出支援
オ ヒョンミン
現在、日本では65歳以上の高齢者が人口の約3割に達するほど高齢化が進んでいます。そんな日本で今、高齢者の体と心の健康のために外出を支援するサービスの重要性が増しているそうだ。このサービスには、どのような効果があるのだろうか。
外出を支援するサービスは、大きく分けて二つある。まず一つ目は、移動をサポートするサービスで、主に車での送迎サービスだ。車の運転が困難な人や、最寄りのバス停や駅まで歩くことが負担になる人に(48)。
二つ目は、外出の機会を提供するサービスだ。用事がなければ外出しないという高齢者は(49)。そのため、商店街での割引を実施したり、集まっておしゃべりができる会を設けたりなど、外出の目的や場所を提供している。これらのサービスにより、外出の回数が増えたという人も多いそうだ。
外出回数は、高齢者の体と心の健康に大きく影響する。(50) 調査では、歩行に困難が出た人の数は、外出回数が1日1回以上の人より3日1回未満の人の方が約4倍も多かった。また、外出は心の健康のためにも欠かせないという研究報告もある。外出によって脳に刺激を与えることは、脳の機能を低下するのを防ぎ、心の健康につながるのだそうだ。
外出と健康の関係を考えると、高齢者が外出することには大きな意味がある。高齢化が進む日本で (51)、外出支援サービスは重要な役割を果たしているのだ。